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基礎・床部の断熱方法

基礎・床部の断熱方法

1.基礎断熱 2.床断熱 3.外気に接する床 4.バスユニット部 5.玄関土間

基礎断熱

基礎外側断熱

断熱材は同時打込みを標準とし基礎最下部より天端まで施工します。押出法ポリスチレンフォーム保温板は紫外線により劣化しますので、脱型後はすみやかに外装仕上げを行うようにします。また、断熱材中をシロアリが這い上がり構造材等を食害することがあるので、シロアリ生息地域では防蟻断熱材やステンレスメッシュによる防蟻工法等の防蟻対策を実施ください。

 

基礎内側断熱

 

同時打込み若しくは後貼りで施工します。後貼り施工では一液・無溶剤型変性シリコーン樹脂系接着剤等でA型押出法ポリスチレンフォーム保温板を貼り付けます。A種押出法ポリスチレンフォーム保温板は基礎立上り部と共に熱橋防止のため底盤部及び間仕切り部も断熱補強します。(右図)断熱補強の目安としては基礎立上りの断熱材と同厚さのものを450mm程度施工します。また、基礎に繋がるアンカーボルト等金物類は熱橋となるので吹付けウレタンフォーム等で断熱補強を行います。

 

 

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床断熱

根太間断熱

根太高さより断熱材の厚さが薄い場合は根太に専用の受け金具(WZピン(ダウ化工㈱)、オメガピン(㈱カネカ)、フィットピン(㈱JSP)を取り付け、断熱材を隙間の無いよう連続して配置します。気密措置は構造用合板、パーティクルボード等の継目を気密テープ貼りするか、実加工品を使用し釘止めし気密層の連続をかくほする。なお外壁及び間仕切壁と床との取り合い部は気密テープ貼り施工して気密を確保する。

※桐生止めの施工:

外壁及び間仕切壁と床との取り合い部に乾燥木材などを施工し床下からの冷気進入を防ぎます。

 

大引き間断熱

土台または大引きに専用の受け金具(Zピン、とめぞう(ダウ化工㈱)、オメガピン(㈱カネカ)、フィットピンFX(㈱JSP)を取り付けた後、断熱材を隙間の無い様に充填する。気密措置は構造用合板、パーティクルボード等の継目を気密テープ貼りするか、実加工品を使用し気密層とする。なお外壁及び間仕切壁と床との取り合い部は気密テープ貼り施工して気密を確保する。

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外気に接する床

外張を標準としますが、床梁間や根太間に充填断熱することも可能です。また、外気に接する床のうち住宅の床面積の5%以下の部分は、床のその他の部分の厚みとすることができます。

  • 必要に応じて板状気密材の受け材を設置します。
  • 板状気密材を設置し、目地を気密テープで措置します。
  • 外張の場合、断熱材は釘で仮留めします。充填の場合は木材で受けるか専用の金具で受けます。

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バスユニット部

 基礎断熱での対処
  • 浴室周壁を充填断熱し、防湿フィルムをせこうします。
  • この部位は断熱や防湿欠損が生じやすいので施工には十分注意する。
  • バスユニットの下部は屋内空間となるため、土台と基礎天端間には、土台気密材等を用いて隙間が生じないようにする。
  • ねこ土台で基礎天端/土台間に空間が設けられている場合は、専用の部材などで気密措置を行う。

 

 基礎断熱をしない場合(バスユニット下部が断熱されている場合のみ)
  • 浴室周壁を充填断熱し、防湿フィルムを施工します。
  • バスユニット外周部の気流止め施工を行います。
  • 浴室室内側に石膏ボード等の面材を設置し防水パンを設置する。
  • 石膏ボードと防水パンの隙間を気密テープで処理することで気流止めとします。

 

 

 

人通口の措置

バスユニット床下点検のために基礎に設ける人通口はA種押出法ポリスチレンフォーム保温板を充填して塞ぐ。

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 玄関土間

平成21年の住宅の省エネルギー基準の改正で玄関・勝手口の土間床部分は断熱しなくとも良いことになりましたが、その面積が大きい場合、熱損失の影響が多いこと等から、現在は、その面積等により要求される断熱仕様が異なります。(下表参照)また、床断熱住宅の玄関土間外周基礎と土台間は、面積に関わらず土台気密材を用いる等による気密措置が必要です。

 

なお、玄関部土間はシロアリ侵入の可能性が高い部位です。防蟻断熱材に併せて玄関外側土間下の薬剤による土壌処理等の防蟻対策や防蟻断熱工法を実施下さい。

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