ブックタイトル押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

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概要

押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

97-4. 気密仕様  以下のa~eの気密仕様があります。a、bは4~8地域、c、d、eは全地域に対応します。図中の板状気密材は合板、OSB、 MDF等通気性の低い板状材料で構造用面材を兼ねる場合もあります。 7-5. 各部位の納まり   本項の外張断熱は、板状気密材による気密仕様を中心に記載しました。尚、壁部の板状気密材目地部の気密テープは、 屋根/壁の取り合いを除き、断熱材外側に透湿防水シート(気密仕様c 全地域対応)若しくは断熱材目地部に気密テープ (気密仕様a 4~8地域対応)を施工することで省略できます。また、各部位の納まりは、屋根を除き「住宅部分の外壁、窓等を 通しての熱の損失の防止に関する基準(国土交通省告示第264号)の熱抵抗基準」(以下、「熱抵抗基準」)に適合する厚 さを念頭に作成しています。屋根部については、過去の基準で多く施工された厚さを参照厚さとして記載しています。その参 照厚さで熱抵抗基準に適合させるには、外皮性能及び一次エネルギー消費量が基準に適合していることを確かめなけれ ばなりません。また、適合しない場合は、窓の性能強化や省エネルギー設備の導入などを検討します。  屋根部を熱抵抗基準に適合するには、断熱材は2層張となるので、6)屋根部③屋根ⅲ屋根断熱(2層張り)や④桁上断 熱することを検討ください。  ※ 気密仕様:7-4項参照図 7-2 各部納まりの記載ページ屋根 : 18~19 ページバルコニー : 17 ページ基礎 : 10~11 ページ桁上 : 20 ページ外壁 : 14~16 ページ下屋 : 17~18 ページ床 : 11~13 ページ表7-2 床部の断熱工法と措置の違い床部断熱仕様基礎外側断熱基礎内側断熱床断熱防蟻対策ベタ基礎+基礎断熱材防蟻対策ベタ基礎他通常の対策床下換気不要不要必要床部気流止め不要不要必要金物類の防露措置不要必要必要図 7-1 気密仕様a 断熱材目地気密テープb 断熱材2 層目地ズラシc 透湿防水シートd 防湿気密フィルムe 板状気密材   +目地気密テープ気密テープ内装材内装材内装材内装材内装材気密テープ(板状気密材目地部)透湿防水シート気密フィルム板状気密材