ブックタイトル押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル
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押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル
11 ⅱ. 基礎内側断熱 同時打込み若しくは後貼りで施工します。後貼り施工 では一液・無溶剤型変性シリコーン樹脂系接着剤等で 押出法ポリスチレンフォームを貼付けます。押出法ポリス チレンフォームは基礎立上り部と共に熱橋防止のため底 盤部及び間仕切り部も断熱補強します。(図7-5) 断熱補強の目安としては基礎立ち上がりの断熱材と同 厚さのものを450㎜程度施工します。また、基礎に繋がる アンカーボルト等金物類は熱橋となるので簡易発泡硬質 ウレタンフォーム等で断熱補強を行います。 ⅲ. スカート断熱(基礎外側断熱) スカート断熱は、基礎断熱と併用することを前提とした凍上防止手法です。基礎 外側断熱された基礎の外側に水平に断熱することで基礎からの熱損失を低減し ます。北海道では建物の熱損失係数が2. 7[W/m2・K]以下の住宅で実施する と、基礎の凍結深度を低減することが出来ます。詳しくは、木造住宅工事仕様書 (北海道版)参照ください。 ②床断熱 根太間断熱と大引き間断熱とに分けられます。共に最下階の玄関土間床等及 びバスユニット部を除く床全面に断熱材を敷き込みます。敷き込み後、気密を確保 する為、床合板は下地のある部分で継ぐか、実付きのものを使用します。それ以外 の場合は気密テープで目地処理を行います。 断熱材の取り付けは専用の受け金具等を用い、断熱材を隙間の無いよう連続して配置します。 また、外壁及び間仕切壁との取り合いの気流留め措置や基礎に繋がるアンカーボルト等金物類の簡易発泡硬質ウレタ ンフォーム等での断熱補強が必要です。 バスユニット、玄関土間部については、本項のⅵ、ⅶを参照ください。表7-5 床部断熱厚み(押出法ポリスチレンフォーム3種a又はb(λ=0.028w(/ m・K)以下 )の場合)基礎内断熱(押出法ポリスチレンフォーム)垂直部位断熱補強(押出法ポリスチレンフォーム)水平部位断熱補強(押出法ポリスチレンフォーム)※変性シリコーン樹脂系を主成分とし、有機溶剤中毒予防規制に定める有機溶剤を5%以上含有しないもので、消防法上における危険物に 該当しないものであること。表7-4 基礎後貼り用接着剤基礎断熱材スカート断熱材図7-6 スカート断熱図7-5 基礎内側断熱施工例接着剤の種類商品名(S1工法専用接着剤)セメダイン PM525ボンド KMP10 SまたはWタイルメント MS-850J-ボンド製造会社セメダイン(株)コニシ(株)(株)タイルメント(株)JSP一液・無溶剤型変性シリコーン樹脂系※接着剤土台気密材地 域部 位床熱抵抗値の基準(m2・K/W)断熱材の必要厚さ(mm)熱抵抗値の基準(m2・K/W)断熱材の必要厚さ(mm)熱抵抗値の基準(m2・K/W)断熱材の必要厚さ(mm)熱抵抗値の基準(m2・K/W)断熱材の必要厚さ(mm)3.85.23.3110150953.85.23.3110150952.53.32.2709565――――――1・2地域3地域4・5・6・7地域8地域外気に接する部分その他の部分外張充填