ブックタイトル押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

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概要

押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

14 2)外壁部  壁部は、気密の取り方の他、屋根部、床部の断熱位置などで取り合いの納まりが異なりますが、一例として板状気密材で 気密を取る仕様を図に示しました。 ①施工の要点  ●羽子板ボルト等は、ほぞ穴に納めるようにし、柱の外面をフ    ラットにします。  ●壁に施工する押出法ポリスチレンフォームは横張を標準と    し、柱芯に合せて釘で仮留めします。  ●通気胴縁は断熱材を介して、柱、間柱に外張断熱専用ビスを   用いて取り付けます。  ビスピッチは断熱厚みや外装材重量等で変動しますが通気胴  縁間隔455mmの場合、303mmを標準とし最大でも455mm以  下とします。詳しくは、「外張断熱工法用外装下地の構造設計  例(2009年3月( 社)北海道建築技術協会)」を参照ください。   前記設計例は右図等の測定結果を基に作成されています。  ●断熱厚みと使用ビスの例   ※1 上記以外の断熱材厚みとする場合のビス長さは、断熱厚み+40mm+通気胴縁厚み(18mm以上)以上としてく      ださい。詳しくは、以下のビス製造会社にご確認ください。   ※2 ビス商品名     ●パネリードⅡ+ (東日本パワーファスニング(株) http://www.e-jpf.co.jp/)     ●Xポイントビス(若井産業(株) http://www.wakaisangyo.co.jp/)     ●通気胴縁 : 厚み18mm以上、幅45mm以上      (外装材目地部は幅90mm以上、出隅は外装材の寸法などで異なります)   豆知識: 外張断熱の外装材支持力発泡プラスチック外張断熱協会(COA) で応力と通気胴縁の変位の関係や振動試験を実施し、外張断熱の外装材支持力が充分有ることを確認しています。断熱材種類厚み(mm)8550ビス長さ(mm)150110 ~ 120押出法ポリスチレンフォーム3 種図7-10 外壁の施工例( 床部基礎断熱で外壁の気密層を板状気密材とした場合)気密テープ(板状気密材目地部)押出法ポリスチレンフォーム土台気密材板状気密材(構造用面材等)通気胴縁外装材基礎断熱仕上げ材(ラスモルタル等)透湿防水シート基礎断熱材8007006005004003002001000荷重(N)/本変位(mm)0 0.2 0.4 0.6 0.8 1通気胴縁外張断熱ビス柱外装材等重量50kg/m2(胴縁固定ビスピッチ:横@455,縦@303)押出法ポリスチレンフォーム3種b 50mm押出法ポリスチレンフォーム3種b 100mm外張断熱における通気胴縁の荷重-変位曲線