ブックタイトル押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

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概要

押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

153)開口部廻り  開口部廻りは、雨仕舞と気密性に配慮した納まりと入念な施工が必要です。 ●サッシを取り付ける柱部分に予め断熱材厚さに相当するふかし材  (木材)を板状気密材(構造用面材等 以下同様)を介して取付けま  す。 ●窓台とまぐさは同様に受け材を取付けるか、または見切り寸法を  「柱寸法+板状気密材厚さ+断熱材厚さ」とします。 ●サッシは半外付又は外付サッシを用い、外装材と通気層の厚さ分  を見切れる寸法のサッシ枠を選択します。 ●防水処理の手順は以下の通りです。尚、3条確認仕様とする場合  は、発泡プラスチック外張断熱協会発行の『発泡プラスチック断熱  材による外張断熱工法施工のポイント』を参照ください。 1)サッシ下枠の窓台に先張り防水シートを貼ります。先張防水シートの  切断幅は300mm以上とし、垂れ下り幅200mm以上、窓台上の覆  い100mm以上、左右の立ち上げ100mm以上を確保します。    (図7-12-d) 2)サッシ枠を取付けた後、両面粘着タイプの防水テープをサッシ枠の  釘打ちフィンを覆うように施工します。テープ幅は100mm以上が  望ましく、サッシ枠下部→左右たて部→上部の順に施工します。   (図7-12-e) 3)たて部と上部は、防水テープに透湿防水シートを押さえつけ、しわ  が生じないように張り合わせます。 4)下部は、先張防水シートの下に、透湿防水シートを潜り込ませま   す。(図7-12-f) 5)開口部廻りの通気胴縁は突き付けとせず30mm程の隙間を設け   て通気を確保します。(図7-11-c)   防水テープ(両面)透湿防水シート押出法ポリスチレンフォーム板状気密材調整ふかし材透湿防水シート防水テープ(両面)透湿防水シート防水テープ調整ふかし材先張防水シート板状気密材図7-11-a たて部図7-11-b 窓だい・まぐさ部30mm以上30mm以上図7-12 開口部廻りの施工例d. 先張防水シートの施工e. 両面粘着防水テープの施工( 貼付け順:下①/左右②/上③)f. 透湿防水シートの施工図7-11-c 開口部廻りの通気の確保301820 30押出法ポリスチレンフォーム透湿防水シート調整ふかし材先張防水シート両面粘着防水テープ(上下左右)サッシ先張防水シート透湿防水シート(下)