ブックタイトル押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

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概要

押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

176)屋根部  屋根部は屋根外張若しくは桁上断熱が基本ですが、バルコニー等では梁間断熱とする場合もあります。 ①バルコニー   梁上に外張断熱するのが標準ですが、躯体構成への影響が少ない梁間断熱とする場合もあります。   ●防水層立上り部は、雨仕舞のため通気層を取らない納まりとなっているので、防露対策として押出法ポリス    チレンフォームの室内側に防湿フィルム(JIS A 6930住宅用プラスチック系防湿フィルム等)を施工します。また、水    平面の通る経路に不安がある場合も、断熱材室内側に防湿フィルムを施工することで、より結露が生じにくくなりま    す。   ●図7-15-bの梁間断熱とする場合です。 ②下屋   桁上断熱若しくは屋根断熱とします。桁上断熱は施工手順上の制限が有る一方、屋根断熱は通気層上部を塞ぐた  め防露対策が必要になります。1~2地域では防露の観点から桁上断熱とします。   ●桁上断熱とする場合は、合板等の板状気密材を施工するために、軒桁の上面と小屋梁の上面を揃え、作業の安全    性等を考慮して適宣受材を設置します。   ●桁上断熱は下屋の垂木施工前に、桁上面及び下屋壁面の気密断熱施工を実施する等施工手順に留意が必要    です。   ●たる木を軒先で切り、板状気密材を施工し継目を気密テープ等で目張りします。   ●図7-16-b屋根断熱(3~8地域)とする場合、断熱材の室内側面に住宅用防湿フィルムを施工するなど防露措置を    行います。表7-8 屋根部の断熱厚さ(押出法ポリスチレンフォーム3種aまたはb(λ=0.028w/(m・K)以下)の場合)断熱仕様外張(屋根・桁上・梁上)充填(梁間)16018511513060651~3地域4~8地域※参考厚さ:P9 7-5参照a. 梁上断熱b. 梁間(充填)断熱防湿フィルム押出法ポリスチレン     フォーム120以上250以上120以上250以上板状気密材防湿フィルム押出法ポリスチレン     フォーム板状気密材気密テープ気密テープ気密テープ図7-15 バルコニー施工例標準(mm) 標準(mm) 参考厚さ※(mm)