ブックタイトル押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

ページ
20/24

このページは 押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル の電子ブックに掲載されている20ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

18  ③屋根   屋根の断熱は、押出法ポリスチレンフォームを野地板の外側に施工する屋根外張断熱と、小屋裏桁上でフラットな下  地を設ける桁上断熱があります。屋根の形状や小屋裏利用の有無などを考慮し選択します。桁上断熱はフラットルーフ  等、屋根小屋裏を利用しない場合や深い軒先、瓦等の重量屋根材対策に有効です。また、厚い断熱を必要とする寒冷  地で屋根断熱とする場合は多層張りとします。なお、寄棟など通気が確保しにくい構造の屋根で屋根断熱とする場合は  防露対策に留意が必要です。住宅用防湿フィルムを板状気密材/押出法ポリスチレンフォーム間に敷設するなどを検討  ください。 ⅰ. 屋根断熱   ●たる木を軒先で切り、板状気密材を施工し継目を気密テープ等で目張りします。  ●壁の板状気密材が施工されている場合は、壁の板状気密材との継目を気密テープで目張りします。壁の板状気密材   が施工されていない場合は、屋根外周部に幅200mm以上の住宅用防湿フィルムを、壁に100mm以上垂らす形で先   張りします。(写真7-9、10)  ●押出法ポリスチレンフォームを板状気密材上面に隙間が生じないように釘で仮留めしながら敷設します。(必要に応じ   て、ケラバ構成用の下地垂木を設けます。)  ●押出法ポリスチレンフォームの上面に、通気たる木を施工します。  ●通気たる木の上面に、野地板を施工し通常の屋根面を構成します。気密テープ透湿防水シート板状気密材防湿フィルム立ち上げ壁断熱材透湿防水シートたる木押出法ポリスチレンフォーム板状気密材壁のこの部分、たる木施工前に施工通気たる木施工前に壁部断熱材施工通気たる木板状気密材防湿フィルムたる木a. 天井(桁上)断熱施工例(1~8地域仕様) b. 屋根断熱(3~8地域仕様)図7-16 下屋の施工例写真7-9 板状気密材の気密措置例写真7-10 屋根/ 壁を先張り気密フィルムで気密措置例たる木施工前に施工