ブックタイトル押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

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概要

押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

218-2 付加断熱工法  主に寒冷地で実施されている方法で、柱間に繊維系断熱材等を充填するのに加え柱外側に押出法ポリスチレンフォー ムを外張りする施工法で壁厚みを抑えつつ断熱性能を高くすることができます。 1)断熱性能   表8-1に壁を付加断熱した場合の実質熱貫流率の計算例を示しました。2)施工上の注意点  ● 気密は室内側の防湿・気密フィルムで確保します。  ●外張部の断熱施工は外張断熱と同様ですが、併用工法では漏水等で壁内に水が侵入すると抜けにくい構造となっ   ているので、特に雨仕舞に留意ください。  ●下屋の壁面部は屋根の施工前に実施します。  ●妻壁が有る場合は、妻壁に押出法ポリスチレンフォームを施工するか下地材を施工して外面が合うようにします。充填断熱付加断熱充填断熱材※1 外張断熱材(押出法ポリスチレンフォーム)断熱材の熱抵抗[㎡・K/W]壁の実質熱貫流率※4[W/(㎡・K) ]GW16-45※2100mmGWHG16-38※3100mm無し3種 25mm1種 25mm3種 25mm3種 50mm2.223.113.253.524.410.4900.3150.2990.2790.228※1 充填断熱材は、外被材(袋入り)ではなく、外被なし(裸)で室内側に住宅用防湿フィルム(JIS A 6930)を施工するものとする。  ※2 グラスウール断熱材通常品 16-45※3 グラスウール断熱材高性能品 HG16-38、ロックウール断熱材MAなど※4 一般的な木造軸組の壁で室内側より石膏ボード(9)/充填断熱材/外張り断熱材/通気層の構成で、計算方法は低炭素建築物認定  に係る技術的審査マニュアル(2015住宅編)第3章3-3(7)により、木下地のある付加断熱として求めた。※5 壁構成が変わる場合は、別途内部結露計算により、内部結露が生じないことを確認する必要がある。図8-2 付加断熱施工例表8-1 付加断熱した外壁の実質熱貫流率a. 天井/壁 b. 下屋小屋裏換気構造用合板防湿気密フィルム透湿防水シート 充填断熱材通気層押出法ポリスチレンフォーム吹込断熱材付加断熱押出法ポリスチレンフォーム構造用面材(有 or 無)充填断熱材透湿防水シート 防湿気密フィルム吹込断熱材