ブックタイトル押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

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概要

押出法ポリスチレンフォーム断熱材による木造軸組住宅の断熱設計施工マニュアル

4  ●その他の注意:  ①フォーム屑が目に入った場合は、こすらないで流水で洗浄してください。  ②熱線スライス等、煙の発生する作業をする場合は、換気を十分行ってください。  ③廃棄の際は、条例に従い処理ください。燃やすと黒煙(スス)がでますのでご注意ください。  ④鳥、ねずみ、昆虫等によって損傷を受けることがありますが、この場合も栄養源や餌にはなりません。 ※上記の注意事項は、断熱材として使用されることを想定した一般的な取扱いを対象としたものです。それ以外の使用に  関しては、押出発泡ポリスチレン工業会にお問い合わせください。5.外壁、窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準   外壁、窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準には、外皮の断熱性能等に関する基準と開口部の断熱性能等に関する基準があります。外皮の断熱性能等に関する基準には、  (1)外皮の熱貫流率の基準  (2)外皮の熱抵抗の基準の2つがありますが、断熱材の厚さが判り利便性が高い事から(2)外皮の熱抵抗値の基準を5-1に示します。また、開口部の断熱性能等に関する基準を5-2に示します。5-1. 押出法ポリスチレンフォーム3種(λ=0.028W/(m・K)以下)の必要厚さ5-2. 地域別の開口部の断熱性能等に関する基準(一戸建て住宅)  地 域部 位5.76.62.93.33.85.23.33.51.2熱抵抗値の基準(m2・K/W)16018585951101509510035断熱材の必要厚さ(mm)4.04.61.72.23.85.23.33.51.2熱抵抗値の基準(m2・K/W)11513050651101509510035断熱材の必要厚さ(mm)4.04.61.72.22.53.32.21.70.5熱抵抗値の基準(m2・K/W)11513050657095655015断熱材の必要厚さ(mm)4.04.6-------熱抵抗値の基準(m2・K/W)115130-------断熱材の必要厚さ(mm)屋根部壁部床土間床等の外周部分の基礎外張または天井充填外張充填その他の部分外気に接する部分その他の部分外張充填外気に接する部分1・2地域3地域4・5・6・7地域8地域地域区分開口部の熱貫流率[W/(m2・K)]※開口部の日射遮蔽措置※1.各部位で外張又は充填断熱のいずれかを実施すればよい。外張、充填を併用した場合は充填断熱として扱う。また、床断熱部位は基礎断熱不要。  基礎断熱部位は床断熱不要。 2. 表中の記載は必要厚さを5mm単位で切り上げしたもので、製品が無い場合があります。その場合は多層張りで施工します。※1.上表の基準値以上の開口部を使用する場合は、住戸の開口部比率を計算し、地域ごとに開口部比率に見合った熱貫流率の開口部を選定する事  が必要です。 詳細は、平成28年1月の国土交通省告示第二百六十六号を参照してください。※2. 開口部 : 直達光が入射する天窓以外の窓で、当該窓の面積が単住戸の床面積の合計に0.04を乗じた値以下となるものを除くことが出来る。※3. ガラスの日射取得率は日本工業規格 R3106(板ガラス類の透過率・反射率・放射率・日射熱取得率の試験方法)に定める測定方法によるものとする。※4.「 付属部材」とは、紙障子、外付けブラインド(窓の直近外側に設置され、金属製スラット等の可変により日射調整機能を有するブラインドをいう。)  その他これらと同等以上の日射遮蔽性能を有し、開口部に建築的に取り付けられるものをいう。※5.「 ひさし、軒等」とは、オーバーハング型の日除けで、外壁からの出寸法がその下端から窓下端までの高さの0.3倍以上のものをいう。1~3 4 5~7 81.60ー2.33ー3.49 ー次のイ、ロまたはハに該当するものイ ガラスの日射熱取得率が0.49以下である  もの。ロ ガラスの日射熱取得率が0.74以下である  ものに、ひさし、軒等を設けるもの。ハ 付属部材(南±22.5 度に設置するものにつ  いては、外付けブラインドに限る。)を設けるもの。ガラスの日射熱取得率が0.49以下であるものに、付属部材(南±22.5度に設置するものについては、外付けブラインドに限る。)またはひさし、軒等を設けるもの。